アンケート失敗?!基本設計が全てを左右する

私たちナレッジデータサービスの主な業務は、アナログで収集された情報をデジタル化するデータ入力業務です。名刺の情報をエクセルにする仕事から、音声情報をテキスト化することもあります。

その中で、アンケートを回収した後のデータ化する仕事も多く頂いているのですが、入力を開始する前に、ほとんどのケースで違和感を覚えるので、この記事でアンケート設計について考えてみたことを記載します。

なぜアンケートを失敗したと思うのでしょうか。それは必要な情報が取得できなかったからだと思います。知りたい情報がなぜ手に入らないのかをよく考えると、共通する課題はだいたい同じようなことです。なんとなくアンケートをつくって、配布して回収してみることで、実施したやりがいはあります。しかし、有効活用できない情報は意味がありません。私たちの会社の名前の由来も少々この辺りと関係します。

アンケートは適当な感覚で作っても、作れるものです。そのため世の中には多くのアンケートや調査が存在します。定期的に実施されているもの、イベントで一回かぎりのものなど様々です。結論、アンケートの準備に最低限必要なものは、「1.背景」「2.調査目的」「3.調査仮説」の3点です。これさえしっかり考えれば、極論、アンケートは実施しなくてもいいかもしれません。アンケート回収したもので、仮説を検証するのが、通常の流れです。「肯定or否定」、非常にシンプルです。

ここまで出来ればアンケートをとることが目的ではなく、しっかりとなぜアンケートをするのかが、皆さんの中で共有されることになります。まずはこの段階までをしっかりと実践すれば、「???」が解消できるでしょう。